ネビス島(英語表記)Nevis

改訂新版 世界大百科事典 「ネビス島」の意味・わかりやすい解説

ネビス[島]
Nevis

カリブ海小アンティル諸島リーワード諸島に属するセントクリストファー・ネビスの島。面積93km2,人口1万1181(2001)。中心地は島の西岸チャールズタウン。1628年にイギリス人が入植し,アンティル諸島の中でも繁栄を誇ったが,17~18世紀にはフランス人やスペイン人の介入を受けた。山がちの火山島で,農業も零細経営が多く,野菜や果実を幅3kmの水道で隔てたセント・クリストファー島に移出する一方,かつてのサトウキビ畑では綿花ココナッツ栽培され,大規模なココナッツ園がある。
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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ネビス島」の意味・わかりやすい解説

ネビス島
ネビスとう
Nevis Island

セントキッツ・ネビスの島。西インド諸島東部,小アンティル諸島北部,リーワード諸島中の島。狭い海峡をへだてて北西に位置するセントキッツ島とともにセントキッツ・ネビスを構成。円錐形の火山島で,最高点 985m。海岸サンゴ礁に囲まれる。中心集落チャールズタウン。 1628年セントクリストファー島のイギリス人が入植。 1967年イギリス領セントクリストファー=ネビス=アンギラの一部として西インド諸島連合州に加盟。 83年セントクリストファー島とともにセントクリストファー・ネビスとして独立。 88年現国名に改称。主産業は海島綿,ココヤシの栽培で,以前の主作物サトウキビも栽培される。観光も重要。面積 93km2。人口 9428 (1980) 。

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世界大百科事典(旧版)内のネビス島の言及

【セントクリストファー・ネビス】より

…正式名称=セントクリストファー・ネビスSaint Christopher and Nevis面積=269km2人口(1997)=4万2000人首都=バステールBasseterre(日本との時差=-13時間)主要言語=英語,パトア語通貨=東カリブ・ドルEast Caribbean Dollarカリブ海,小アンティル諸島のリーワード諸島に属するセント・キッツ島とネビス島からなる連邦国家。〈セントキッツ・ネビス〉とも称する。…

※「ネビス島」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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