ハガニア(その他表記)Hagatna

デジタル大辞泉 「ハガニア」の意味・読み・例文・類語

ハガニア(Hagatna)

マリアナ諸島グアム島西岸にある都市同島主都でハガニア湾に面する。古くからチャモロ人が居住しており、1668年に最初のスペイン宣教団が訪れた。スペイン統治時代より中心地となり、第二次大戦までコプラの積み出し港として栄えた。ハガニア大聖堂スペイン広場などがある。旧称アガニア、1998年より現名称。ハガニヤ。

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「ハガニア」の意味・わかりやすい解説

ハガニア
はがにあ
Hagatna

西太平洋にあるグアム島の中心都市。1998年、名称をアガニアAganaから、よりチャモロ語発音に近い現名に変更した。「ハガニャ」ともいう。島の西岸中部、ハガニア湾に面する。人口1100(2000)。第二次世界大戦以前はコプラの輸出港であったが、スペイン統治時代の歴史的遺跡とアメリカ領になってからの近代的景観とが混在し、観光地として脚光を浴びている。アガニア・フィールドAgana Fieldにグアム国際空港A.B.Won Pat Guam International Airportがある。

[大島襄二]

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ハガニア」の意味・わかりやすい解説

ハガニア
Hagåtña

西太平洋,アメリカ合衆国領グアム島西岸の町。グアム島の行政中心地。1998年に名称をアガニャ Aganaからチャモロ語のハガニアに変更した。人口 1万(1940)を擁する町であったが第2次世界大戦により完全に破壊された。戦後再建され,国際空港やホテルをもつ観光の玄関口となっている。人口 1051(2010)。

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