日本大百科全書(ニッポニカ) 「ハヤム・ウルク」の意味・わかりやすい解説 ハヤム・ウルクはやむうるくHayam Wuruk(1334ころ―1389) ジャワのマジャパヒト王国第4代の王(在位1350~89)。王号はラージャサナガラ。宰相カジャ・マダの補佐を受けて王国の版図をジャワ以外の各地にも広げる一方、国内ではマドゥラ地方の反乱を鎮定し、各地を巡狩して統一を固めたとされる。しかし基本史料の不足から彼の事績を明確にすることは困難で、その支配の性格についても議論の余地が多い。彼の死後マジャパヒト王国は急速に衰え、各地の権力者が分立した。[生田 滋] 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ハヤム・ウルク」の意味・わかりやすい解説 ハヤム・ウルクHayam Wuruk [生]?[没]1389ジャワ島に栄えたマジャパイト王国第4代の王 (在位 1350~89) 。本名ラージャサナガラ。宰相ガジャ・マダの補佐により領土を拡大し,王国の最盛期を現出した。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報