20世紀西洋人名事典 「ハンス・ヘニーヤーン」の解説
ハンス・ヘニー ヤーン
Hans Henny Jahnn
1899.12.17.(1894.説あり) - 1959.11.29
ドイツの劇作家,小説家。
ハンブルク生まれ。
第一次大戦に反対の意志を示すためノルウェーに亡命。亡命中書いた戯曲「牧師エフライム・マグヌス」(1919年)でクライスト賞を受賞。その後表現主義作家として、悲劇「メデア」(’26年)や長編小説「ペルージャ」(’29年)などを発表。第二次大戦中はデンマークに亡命し、三部作「岸辺なき流れ」(’49〜61年)を発表。戦後は原水爆禁止運動に参加。又オルガン製作者としても著名で、17世紀のオルガン曲の楽譜を出版した。他の作品に「盗まれた神」(’24年)、「貧困、富、人間および獣」(’48年)、「鉛の夜」(’56年)、「十三の不気味な物語」(’63年)等がある。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報