哺乳(ほにゅう)綱食肉目イヌ科の動物。家畜イヌの1品種で、四肢が短く長胴の特異な体形をした獣猟犬。長い垂れ耳をもち、前肢は湾曲する。尾は高く弓状に背に掲げられ、歩様は軽快であるがユーモアが漂う。体高が低いが、骨太で頑健。嗅覚(きゅうかく)に優れ、ノウサギや小獣猟に使用されている。鼻すじはまっすぐで、鼻鏡は大きい。目は深くくぼみ、下眼瞼(がんけん)は下垂ぎみで、瞬膜が露出する。被毛は短くて堅く、皮膚は緩い。毛色は黒、褐色、白のいわゆるハウンドマーキングのほか、黒と白、褐色と白の2色のものもある。体高33センチメートルほどで、体重20キログラム程度。日本ではあまり多く飼われていない。
[増井光子]