オーストリアの女流詩人、作家。クラーゲンフルト生まれ。豊かな伝統的な詩精神につながりながらも新しい純粋なことばによる真の世界を求める彼女の詩は、すべての価値が失われた時代に直面する人間の心情を歌っているために、新しい戦後文学の到来として高い評価を受けた。詩集『猶予の時』(1953)、『大熊(おおぐま)座への呼びかけ』(1956)、放送劇『蝉(せみ)』(1954)、短編集『三十歳』(1961)、長編小説『マリーナ』(1971)などがある。
[神品友子]
『生野幸吉訳『三十歳』(1965・白水社)』▽『神品芳夫・神品友子訳『マリーナ』(1973・晶文社)』
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
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