ババル諸島(読み)ばばるしょとう(英語表記)Kepulauan Babar

日本大百科全書(ニッポニカ) 「ババル諸島」の意味・わかりやすい解説

ババル諸島
ばばるしょとう
Kepulauan Babar

インドネシア南東部、モルッカ諸島南端に位置する諸島。北はバンダ海に、南はチモール海に面する。主島のババル島を中心にマセラ、ウェタン、ダウェラ、ダウェロール、ダイの六つの島々からなる。面積803平方キロメートル。地形は山がちで、ババル島、ダイ島には新しい石灰岩段丘が発達している。住民はアンボン・チモール系種族で、開発は遅れている。中心地はババル島北西部のテパTepa、行政上はモルッカ州に属する。

[上野福男]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

今日のキーワード

放射冷却

地表面や大気層が熱を放射して冷却する現象。赤外放射による冷却。大気や地球の絶対温度は約 200~300Kの範囲内にあり,波長 3~100μm,最大強度の波長 10μmの放射線を出して冷却する。赤外放射...

放射冷却の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android