ババル諸島(読み)ババルショトウ(その他表記)Kepulauan Babar

デジタル大辞泉 「ババル諸島」の意味・読み・例文・類語

ババル‐しょとう〔‐シヨタウ〕【ババル諸島】

Kepulauan Babar》インドネシア東部、モルッカ諸島南端の諸島バンダ海ティモール海に挟まれる。主島ババル島と周辺五つの島からなる。アンボン系、ティモール系の住民が多く居住。第二次大戦時には日本占領下に置かれた。ババール島。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

日本大百科全書(ニッポニカ) 「ババル諸島」の意味・わかりやすい解説

ババル諸島
ばばるしょとう
Kepulauan Babar

インドネシア南東部、モルッカ諸島南端に位置する諸島。北はバンダ海に、南はチモール海に面する。主島のババル島を中心にマセラ、ウェタン、ダウェラ、ダウェロール、ダイの六つの島々からなる。面積803平方キロメートル。地形は山がちで、ババル島、ダイ島には新しい石灰岩段丘が発達している。住民はアンボン・チモール系種族で、開発は遅れている。中心地はババル島北西部のテパTepa、行政上はモルッカ州に属する。

[上野福男]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

今日のキーワード

ビャンビャン麺

小麦粉を練って作った生地を、幅3センチ程度に平たくのばし、切らずに長いままゆでた麺。形はきしめんに似る。中国陝西せんせい省の料理。多く、唐辛子などの香辛料が入ったたれと、熱した香味油をからめて食べる。...

ビャンビャン麺の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android