1933年,中原和郎らは白ネズミの催乳因子として,酵母,肝臓中に存在するビタミン L1,L2 の必要性を認め,そののち(1945年)の研究により,アントラニル酸にビタミン L1 の作用のあること,およびビタミン L2 が5′-メチルチオアデノシンC11H15N5O3S(297.34)であることを認めた.天然のビタミン L1 はまだ単離されていない.ビタミン L2 は無色の柱状結晶.融点208 ℃(分解).冷水に難溶,温水,酸,アルカリに易溶,エタノール,エーテルに不溶.リンタングステン酸塩で沈殿する.生理作用としては授乳ネズミの下垂体を肥大し,プロラクチンの産生を促進して乳汁分泌を促す.ビタミン L1 と L2 は同時に必要であるため,協同して作用すると考えられたが,その作用は弱く,現在ではあまり顧みられていない.[CAS 86510-99-8]
出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
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