ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ビブルス」の意味・わかりやすい解説
ビブルス
Bibulus, Marcus Calpurnius
[没]前48
古代ローマの政治家,軍人。前 65年ユリウス・カエサルと同僚按察官 (アエディリス ) 。前 62年法務官 (プラエトル ) 。 59年執政官 (コンスル ) 。保守派としてカエサルの土地立法を阻止しようとし,抵抗のため執政官在任中8ヵ月も家にこもった。のちポンペイウス (大ポンペイウス) を支持し,その艦隊を率いてイオニア海でカエサルと戦ったが敗れてまもなく死んだ。
ビブルス
Bibulus, Lucius Calpurnius
[没]前32頃
古代ローマの政治家,軍人。 M.C.ビブルスの末子。 M.ブルーツス (カエサルの暗殺者) の義子となり,フィリピで敗れて M.アントニウスに降伏,その部下となった。シリア総督在任中死んだ。ブルーツスに関するメモワールを残している (散逸) 。
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