デジタル大辞泉 「ピュイドドーム山」の意味・読み・例文・類語 ピュイ‐ド‐ドーム‐さん【ピュイドドーム山】 《Puy de Dôme》フランス南東部、オーベルニュ‐ローヌ‐アルプ地方、ピュイ‐ド‐ドーム県、クレルモンフェランの西郊にある火山。標高1465メートルで、県名の由来となっている。シェヌ‐ド‐ピュイ火山群最高峰の溶岩ドーム。周辺には鉱泉が豊かに湧出する。 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
改訂新版 世界大百科事典 「ピュイドドーム山」の意味・わかりやすい解説 ピュイ・ド・ドーム[山]Puy-de-Dôme フランス中央部,マシフ・サントラル(中央山地)中のオーベルニュ火山群の北端部にあるドーム山塊の最高峰。死火山で,標高1465m。ドーム山塊は延長30kmにも及ぶ火山列(シェーヌ・ド・ピュイ)をなし,噴火口,火山ドーム,溶岩流などの新鮮な火山地形がみられ,火山の博物館ともいわれる。マシフ・サントラルの中心都市クレルモン・フェランの西方約10kmに位置する。山頂には気象観測所(1876創設)とガロ・ロマン時代の商業神メルクリウスの神殿の廃虚がある。執筆者:米倉 伸之 出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報