フィリピン海溝(読み)フィリピンかいこう

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「フィリピン海溝」の意味・わかりやすい解説

フィリピン海溝
フィリピンかいこう
Philippine Trench

ミンダナオ海溝ともいう。フィリピン諸島の東縁に連なる海溝。サマル島沖からミンダナオ島を経て,ハルマヘラ島まで 1400kmにわたり,平均 7000~8000mの水深。特にレイテ島東のケープジョンソン海淵 (水深1万 497m) ,ミンダナオ島東のエムデン海淵 (水深1万 400m) が有名。

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「フィリピン海溝」の意味・わかりやすい解説

フィリピン海溝
ふぃりぴんかいこう

フィリピン諸島南部の東側沖合いにある海溝。幅は約60キロメートル、長さ約1400キロメートル。最深点1万0057メートルのエムデン海淵(かいえん)と、最深点1万0497メートルのケープ・ジョンソン海淵の二つを含む大海溝である。フィリピンプレートが東南アジアプレートの下に潜り込むときにできたと考えられる。

安井 正]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

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