現代外国人名録2016 「ブルースノーマン」の解説
ブルース ノーマン
Bruce Nauman
- 職業・肩書
- 彫刻家
- 国籍
- 米国
- 生年月日
- 1941年12月6日
- 出生地
- インディアナ州フォートウェーン
- 学歴
- ウィスコンシン大学,カリフォルニア大学デービス校大学院
- 受賞
- ウルフ美術賞〔1993年〕,ウェックスナー賞〔1994年〕,ベネチア・ビエンナーレ金獅子賞〔1999年〕,世界文化賞(彫刻部門,第16回)〔2004年〕
- 経歴
- ウィスコンシン大学理工学部へ進むが、アートに転向。カリフォルニア大学デービス校の大学院でウィリアム・ウィリーやロバート・アーネソンら型破りなアーティストに師事。1960年代からコンセプチュアル・アート(概念芸術)の主唱者として活動し、伝統的な素材を用いたミニマリスト芸術の彫刻「失敗する定めに縛られたヘンリー・ムーア」(’67年)、ビデオアート「スロー・アングル・ウォーク」(’68年)、ネオン管を用いた「本当の芸術家は神秘的な真実を明らかにすることで世界を助ける」(’67年)などを発表。’80年代に入ると「椅子とりゲーム/スタジオ版」(’83年)など廃品利用のアートも試みる。奇抜な発想と素材を選ばない鬼才ぶりで、決まった創作スタイルを持たない芸術家として知られる。’93年彫刻を対象とするイスラエルのウルフ賞、’94年ウェックスナー賞、2004年高松宮殿下記念世界文化賞を受賞。他の主な作品に「泉としての自画像」(1960〜70年)、「回廊インスタレーション」(’70年)、「人間/欲求/欲望」(’83年)、「100生きて死ね」(’84年)、「回転木馬」(’88年)、「目・鼻・耳をつつく」(’94年)など。
出典 日外アソシエーツ「現代外国人名録2016」現代外国人名録2016について 情報