出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
… 意味論はこれまで言語学的意味論と哲学的意味論が互いに補い合う形で発展してきており,現在では一方で言語学,もう一方で哲学の二つにまたがる典型的な境界領域の学問となっている。 今日用いられるのと似通った〈意味の科学〉という意味でセマンティクスなる語が使われたのは,フランスの言語学者M.ブレアルの《意味論研究》(1897)ないし,《言語の知的法則,意味論断片》(1883)であるが,この時点でもまだ意味の変化を支配する法則を意味しており,これ以前のドイツの学者K.H.ライジッヒのセマシオロジーとほぼ同じ内容である。しかし,20世紀に入りやがてF.deソシュールが出て,言語研究を通時的(ディアクロニック)と共時的(サンクロニック)に区別することが学界に定着するに及び,意味論の分野でもこの区別が導入され,前者にセマシオロジー,後者にセマンティクスが使われることが多くなってきている。…
…前490年,アテナイがマラトンの戦でペルシアの大軍を破ったとき,一人の兵士がアテナイまでの約40kmの道を走って勝利を告げ,そのまま息絶えたという。1896年の近代オリンピック第1回大会(アテネ)が開かれる際,フランスの言語学者M.ブレアルがこの故事にならいオリンピック種目にマラソンを入れることを提唱,正式種目となった。このときはマラトンの古戦場からアテネの競技場まで約40kmだった。…
※「ブレアル」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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