ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ボップ」の意味・わかりやすい解説
ボップ
Bopp, Franz
[没]1867.10.23. ベルリン
ドイツの言語学者。ベルリン大学の東洋文学・一般文献学教授 (1821~67) 。初めパリでサンスクリット語を研究し,1816年に『ギリシア語・ラテン語・ペルシア語・ゲルマン語と比較したサンスクリット語の活用体系について』 Über das Conjugationssystem der Sanskritsprache in Vergleichungmit jenen der griechischen,lateinischen,persischen und germanischen Sprachenを出版してインド=ヨーロッパ語族の親縁関係を確立した。 R.ラスクとともに,しばしば比較言語学の祖と呼ばれる。ほかに『サンスクリット語・アベスタ語・ギリシア語・ラテン語・リトアニア語・古代スラブ語・ゴート語・ドイツ語の比較文法』 Vergleichende Grammatik des Sanskrit,Zend,Griechischen,Lateinischen,Litauischen,Altslawischen,Gothischen und Deutschen (1833~52) がある。
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