日本大百科全書(ニッポニカ) 「ブロワリア」の意味・わかりやすい解説
ブロワリア
ぶろわりあ
[学] Browallia speciosa Hook.
ナス科(APG分類:ナス科)。タイリンマガリバナともいう。コロンビア原産の半低木であるが、園芸上は一年草として取り扱う。株は基部から分枝し、成長するにつれて倒れやすくなるので、吊(つ)り鉢かプランター植えにして観賞するとよい。花期は夏から秋と長く、各枝の葉腋(ようえき)ごとに多くの花を開く。花は淡紫色で、径4~5センチメートル。青、白色花の品種もある。繁殖は実生(みしょう)により、4月上旬~中旬に播種(はしゅ)し、フレームで育苗する。温室栽培の場合は、2月播(ま)きで6月に開花する。排水がよく、腐植質に富む用土を好み、種子は小粒なので、厚播きにならないように注意する。
[山口美智子 2021年7月16日]