プティ・パレ美術館(読み)プティパレびじゅつかん

百科事典マイペディア 「プティ・パレ美術館」の意味・わかりやすい解説

プティ・パレ美術館【プティパレびじゅつかん】

パリにある市立美術館。プティパレは〈小宮殿〉の意味。1900年パリ万国博の展示館としてシャルル・ダローが建て,のち美術館となった。コレクション古代中世から近代に及ぶが,特にクールベ中心とするフランス近代絵画で知られる。収蔵品の一部オルセー美術館に移管されている。

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「プティ・パレ美術館」の意味・わかりやすい解説

プティ・パレ美術館
プティ・パレびじゅつかん
Musée du Petit Palais, Paris

フランス,パリにある美術館。 1900年に開催された万国博覧会でのフランス美術の展示館を利用し,02年市立美術館として開館。文筆家オーギュストと画家ユージェーヌのデュテュイ兄弟やエドワード・テュックからの寄贈品などをコレクションの中核とする。プーサン,アングル,ドラクロア,クールベ,ルドン,J.カルポーなどの 18~19世紀のフランスの絵画,15世紀以降のヨーロッパ版画素描陶磁器,また,エジプトエトルリアギリシアローマの工芸品などを収蔵する。

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