20世紀西洋人名事典 の解説
ヘルマン・A. シュワルツ
Hermann Amandus Schwarz
1843.(1845.1.25.説あり) - 1921.11.30
ドイツの数学者。
元・チューリヒ大学教授,元・ゲッティンゲン大学教授,ベルリン科学アカデミー会員。
ヘルムスドルフ生まれ。
1860〜1864年にベルリン大学で学び、1867年ハレ大学教授、1869年チューリヒ工科大学教授、1875年ゲッティンゲン大学教授、1892年からベルリン大学教授を歴任する。数理解析とその幾何学への応用を専門に研究し、関数の微分可能性に関する定理を初めとして、極小曲面の研究、写像の原理および最大値の原理を厳密にした「シュワルツの補題」の定式化、「シュワルツの不等式」などの業績がある。著書に「Gesammelte,mathematische Abhandlungen」2巻(1890年)などがある。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報