20世紀西洋人名事典 「ヘンリールソー」の解説
ヘンリー ルソー
Henri Rousseau
1844 - 1910
フランスの画家。
ラバル生まれ。
高校中退後アンジェの法律事務所で働き、1863〜68年軍務につく。1871年税関吏となる。1884年国立諸美術館での模写の許可を受け、1886年からアンデパンダン展に出品。1893年税関を退職、貧しい年金生活を補うため、子供たちに音楽と絵を教える塾を開きながら、絵画に専念。「蛇使いの女」(1907年)、「詩人に霊感を与えるミューズ」(’09年)、「虎に襲われた斥候」(’30年)などがある。’10年足の壊疽により死去。日曜画家、素朴派の代表的存在である。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報