ベピコロンボ

デジタル大辞泉 「ベピコロンボ」の意味・読み・例文・類語

ベピ‐コロンボ(BepiColombo)

JAXA宇宙航空研究開発機構)とESA欧州宇宙機関)が共同で進める水星探査計画。MPO水星表面探査機)とMMO水星磁気圏探査機)「みお」という二つの周回探査機によって観測が行われる。日本は主に、水星の磁場磁気圏の観測を行う「みお」の開発と運用を担当。両機とも2018年10月に打ち上げられ、水星の周回軌道への投入を2025年に予定している。名称は、イタリアの天文学者ジュゼッペ=コロンボ愛称にちなむ。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

共同通信ニュース用語解説 「ベピコロンボ」の解説

ベピコロンボ

宇宙航空研究開発機構(JAXA)と欧州宇宙機関(ESA)が共同で進める水星探査計画。名前は米国の水星探査で軌道設計に貢献したイタリア人数学者から取った。日本と欧州が開発した2基の探査機を水星に向かわせ、2025年12月に到着した後は、約1年間にわたり水星周辺や表面の観測を行う。探査の検討開始は1997年で、JAXAのプロジェクトの中では最も長い。(クールー共同)

更新日:

出典 共同通信社 共同通信ニュース用語解説共同通信ニュース用語解説について 情報

今日のキーワード

ドクターイエロー

《〈和〉doctor+yellow》新幹線の区間を走行しながら線路状態などを点検する車両。監視カメラやレーザー式センサーを備え、時速250キロ以上で走行することができる。名称は、車体が黄色(イエロー)...

ドクターイエローの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android