ペテンイツァ湖(読み)ペテンイツァコ

デジタル大辞泉 「ペテンイツァ湖」の意味・読み・例文・類語

ペテンイツァ‐こ【ペテンイツァ湖】

Lago Petén Itzá》グアテマラ北部、ペテン県にある湖。石灰岩台地に形成され、流出河川をもたない。南岸の島に県都フローレスがある。周辺は深い熱帯雨林に覆われ、マヤ文明遺跡が点在する。17世紀末にスペイン人に征服されるまで、マヤ系先住民イツァ族の都タヤサルがあった。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ペテンイツァ湖」の意味・わかりやすい解説

ペテンイツァ湖
ペテンイツァこ
Lago Petén Itzá

グアテマラ北部にある湖。広大な石灰岩台地上の窪地に形成された湖で,面積約 100km2水深約 50m。 1697年までスペイン軍に抵抗したインディオのイツァ・マヤ族の本拠地であったところで,現在湖岸にはフロレス,サンベニト,サンアンドレスなどの町がある。周辺は熱帯雨林の密林におおわれるが,フロレス付近ではカカオサトウキビ,熱帯果樹などが栽培される。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

南海トラフ臨時情報

東海沖から九州沖の海底に延びる溝状の地形(トラフ)沿いで、巨大地震発生の可能性が相対的に高まった場合に気象庁が発表する。2019年に運用が始まった。想定震源域でマグニチュード(M)6・8以上の地震が...

南海トラフ臨時情報の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android