ホラムシャフル(英語表記)Khorramshahr

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ホラムシャフル」の意味・わかりやすい解説

ホラムシャフル
Khorramshahr

1924年まではムハンマラ。イラン南西部,フージスターン州の港湾都市。シャットルアラブ川の上流ペルシア湾から 105km,カールーン川との合流点に近く,カールーン川の右岸に位置する。イランの主要貿易港の一つで,第2次世界大戦中にイラン縦断鉄道と結ばれて大いに発展した。市街には堅牢な建物が並び,周辺ではナツメヤシの栽培が進んでいる。 1837年にはトルコ軍の攻撃によって破壊され,47年にペルシア領とされたが,実際には地方族長による支配が続き,1924年中央政府の管轄下におかれた。イラン=イラク戦争中,80~82年イラクに占領された。 1976年当時の人口約 15万。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

お手玉

世界各地で古くから行われている遊戯の一つ。日本では,小豆,米,じゅず玉などを小袋に詰め,5~7個の袋を組として,これらを連続して空中に投げ上げ,落さないように両手または片手で取りさばき,投げ玉の数や継...

お手玉の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android