ぼかぼか(読み)ボカボカ

デジタル大辞泉 「ぼかぼか」の意味・読み・例文・類語

ぼか‐ぼか

[副]頭などを続けざまに強くたたく音や、そのさまを表す語。「一方的にぼかぼか(と)なぐられた」
[類語]ぼかすかぽかぽかぼこぼこぽかっとぽかりぽかんばんばんぴしぴしびしびしびしりぴしり

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精選版 日本国語大辞典 「ぼかぼか」の意味・読み・例文・類語

ぼか‐ぼか

  1. [ 1 ] 〘 副詞 〙 ( 多く「と」を伴って用いる )
    1. 勢いの盛んなさま、急であるさまを表わす語。
      1. [初出の実例]「高尾ぼかぼかと来て、我より先へは寝させじと世之介を引起し」(出典:浮世草子・好色一代男(1682)七)
    2. 暖かいさまを表わす語。
      1. [初出の実例]「二三日昼から夜へ掛けてぼかぼかと暖かい空っ風が思ひ切り吹いた」(出典:土(1910)〈長塚節〉二〇)
  2. [ 2 ] 〘 形容動詞ナリ活用 〙 衣類などを使い古して、布目がゆるんだり、布地が薄くなっているさま。
    1. [初出の実例]「それはボカボカになったメリンスの羽織と着物で」(出典:天国の記録(1930)〈下村千秋〉二)

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