ぽかり(読み)ポカリ

デジタル大辞泉 「ぽかり」の意味・読み・例文・類語

ぽかり

[副]
1 頭などを強くたたく音や、そのさまを表す語。ぽかっと。ぽかん。「ぽかりとげんこつを食わされる」
2 目や口などを開けるさま。また、ぼんやりしているさま。ぽかん。ぽっかり。「山頂に火口がぽかりと開いている」「口をぽかりと開けて立ち尽くす」
3 穴などが急に開くさま。また、穴があいて空白な部分ができるさま。ぽかっと。ぽっかり。ぽかん。「心にぽかりとすきまができる」
[類語](1)ぼかすか・ぼかぼか・ぽかぽか・ぼこぼこ・ぽかっと・ぽかん・ばんばん・ぴしぴし・びしびし・びしり・ぴしり/(2)あんぐり・あんごり・ぼんやり・ぼうっと・ぼそっと・ぼけっと・ぽっと・ぼさっと・ぼさぼさ・ぽうっと・きょとん・不明瞭・灰色・茫ぼうと・ぼやっと・ぽかん・もやもや・おぼろ・おぼろげ・不鮮明・朦朧もうろう・模糊もこ・茫漠ぼうばく・茫茫ぼうぼう・漠ばく・漠然ばくぜん・不詳・未詳・未知・未確認・迷宮入り/(3)ぽっかり・ぱっくり・ぱくり・あんぐり・あんごり・開あける・開あく・開あけっぴろげ

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精選版 日本国語大辞典 「ぽかり」の意味・読み・例文・類語

ぽかり

  1. 〘 副詞 〙 ( 多く「と」を伴って用いる )
  2. ① 頭などをたたく音、堅い物を打って響く音などを表わす語。ぽかん。
    1. [初出の実例]「一寸先も見えませんからポカリと衝突(つきあた)った人が御坐ります」(出典:落語・お節徳三郎連理の梅枝(1893)〈三代目春風亭柳枝〉)
  3. ② 口や目を大きくあけるさま、また、物の切り口が大きく開くさまを表わす語。ぽかん。
    1. [初出の実例]「老父はポカリ其死んだ様な目を開いた」(出典:良人の自白(1904‐06)〈木下尚江〉前)
  4. ③ 穴があいたり、うつろな感じが生じたりするさまを表わす語。ぽかん。
    1. [初出の実例]「歯がぬけたやうに、ぽかりとあき地になってゐた」(出典:桐畑(1920)〈里見弴〉K・S生)
  5. ④ 不意に闇の中で光るさまなどを表わす語。
    1. [初出の実例]「石燈籠へ枝垂れた柳の間でポカリと光った」(出典:青春(1905‐06)〈小栗風葉〉夏)
  6. ⑤ タバコなどをゆったりとふかすさまを表わす語。
    1. [初出の実例]「ポカリ煙草を喫しつ」(出典:火の柱(1904)〈木下尚江〉二七)

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