ぽかぽか(読み)ポカポカ

デジタル大辞泉 「ぽかぽか」の意味・読み・例文・類語

ぽか‐ぽか

[副](スル)
暖かく感じるさま。暖かくて気持ちのよいさま。「ぽかぽか(と)した日だまり」「からだがぽかぽか(と)してくる」
頭などを続けざまにたたく音や、そのさまを表す語。「ぽかぽか(と)なぐられる」
[類語](1暖かいあったか暖か温暖生あたたかいほかほか温和優しいぬるぬくい生ぬるいぬくぬくぬくもりほやほや暖気春暖ほっくりほくほくほっこりほかほかぬくみぬるみ暖まるぬくもるぬるむ暖める/(2ぼかすかぼかぼかぼこぼこぽかっとぽかりぽかんばんばんぴしぴしびしびしびしりぴしり

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「ぽかぽか」の意味・読み・例文・類語

ぽか‐ぽか

〘副〙 (「と」を伴って用いることもある)
① 盛んに事を行なうさまを表わす語。
真景累ケ淵(1869頃)〈三遊亭円朝〉五一「新吉土手の甚蔵がポカポカ掘りまする」
② 暖かなさまを表わす語。
※当世少年気質(1892)〈巖谷小波〉五「流石にポカポカと暖まって」
タバコの煙などがあがったり、物などが水面などに浮かぶさまを表わす語。
青春(1905‐06)〈小栗風葉〉夏「ポカポカと紫色の煙を散らしなから」
④ つづけざまにたたくさまを表わす語。
西洋道中膝栗毛(1870‐76)〈仮名垣魯文〉九「火はたきをきせるでポカポカたたきながら」
茶話(1915‐30)〈薄田泣菫〉牛の価「馬の蹄(ひづめ)ぽかぽか鳴るので」

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