デジタル大辞泉 「びしびし」の意味・読み・例文・類語 びし‐びし [副]1 棒などで続けて強く打つ音や、枝などの続けて折れる音を表す語。「竹刀でびしびし打たれる」2 遠慮や手加減をせず、きびしく行うさま。「金をびしびし(と)取りたてる」[類語](1)丁と・はっし・ばしっと・びしっと・ぴしっと・びしり・ぴしり・ぴしぴし・ばんばん・ぼかすか・ぼかぼか・ぽかぽか・ぼこぼこ・ぽかっと・ぽかり・ぽかん/(2)潔い・潔癖・堂堂・正正堂堂・高潔・潔白・清純・純潔・廉直・清廉・廉潔・貞潔・断固・きっぱり・断然・毅然・断じて・頑として・頑・屹度きっと・心を鬼にする 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「びしびし」の意味・読み・例文・類語 びし‐びし 〘 形容動詞ナリ活用 〙 鼻汁をすすりあげるさま。[初出の実例]「咳(しはぶ)かひ 鼻毗之毗之(ビシビシ)に しかとあらぬ 鬚(ひげ)かき撫でて」(出典:万葉集(8C後)五・八九二)びしびしの補助注記奈良時代、和語はふつう語頭に濁音がこないが、擬声語なので例外的に語頭が濁っている例。 びし‐びし 〘 副詞 〙 ( 「と」を伴って用いることもある ) 少しの容赦もなく、きびしく事を行なうさま、手ごころを加えないさまを表わす語。ぴしぴし。[初出の実例]「犇々(ビシビシ)責付けられるのも辛いが」(出典:多情多恨(1896)〈尾崎紅葉〉前) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例