ボストンテリア(読み)ぼすとんてりあ(その他表記)Boston terrier

翻訳|Boston terrier

精選版 日本国語大辞典 「ボストンテリア」の意味・読み・例文・類語

ボストン‐テリア

  1. 〘 名詞 〙 ( [英語] Boston terrier ) 犬の一品種。一九世紀後半、アメリカボストンブルテリアブルドッグを交配してできた家畜犬。顔つきはブルドッグ、体つきはブルテリアに似る。小形筋肉質で、耳は断耳する。
    1. [初出の実例]「それは怪しげなボストン・テリアだった」(出典:禽獣(1933)〈川端康成〉)

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「ボストンテリア」の意味・わかりやすい解説

ボストンテリア
ぼすとんてりあ
Boston terrier

哺乳(ほにゅう)綱食肉目イヌ科の動物。家畜イヌの1品種で、アメリカのボストンでブルテリアとブルドッグを交配して作出された。顔つきは丸くブルドッグタイプであるが、体つきはブルテリアに似てスマートな犬種である。体形は小形であるが、広い腰、適度の深さと幅のある胸部をしていて、筋肉の発達もよく、ひ弱な感じはしない。短毛で、毛色は黒もしくはブリンドルに、口吻(こうふん)、前額、頸(けい)部、四肢先が白い、いわゆるボストンカラーをしている。尾は短く先細りで、まっすぐか、もしくはねじれている。体重により、6.8キログラム以下、6.8~9キログラム、9~11キログラムと3クラスに分けられている。耳は断耳する。あまり多く飼われていない。

増井光子


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犬&猫:ペットの品種がわかる事典 「ボストンテリア」の解説

ボストン・テリア【Boston Terrier】

アメリカ合衆国原産の小型犬。ブルドッグを、ブル・テリアなどと交配した品種。体重により、ライト(6.8kg未満)、ミドル(6.8~9kg未満)、ヘビー(9~11.35kg)に分類される。タキシードを着たような黒地に白の模様特徴性質は従順でしつけやすい。JKCでは、第9グループ愛玩犬)に分類する。

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小学館の図鑑NEO[新版]動物 「ボストンテリア」の解説

ボストン・テリア

種名 / ボストン・テリア
解説 / 体は小がらでがっちりとしています。はば広い頭に大きな耳がついています。
体重 / 5~11kg
分布 / アメリカ合衆国
グループ / 第9グループ(愛玩のためにつくり出されたグループ)

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