ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ボニントン」の意味・わかりやすい解説
ボニントン
Bonington, Richard Parkes
[没]1828.9.23. ロンドン
イギリスの画家。 1817年家族とともにカレーに移り,水彩画を L.フランチアに学び,18年パリの美術学校に入学した。 20~21年ノルマンディーやセーヌ河畔の風物を水彩画に残し,24年 J.コンスタブルとともにサロンに陳列され,イギリス風景画の存在を認識させた。 25年 E.ドラクロアとともにイギリスに戻り,26年イタリアを旅行し特にベネチア派を研究。 26,28年のイギリスとフランスでの展覧会で評価を得た。 28年家族に呼戻されてロンドンに帰ったが 26歳で早世。彼の風景画はロマン派を代表し,イギリス,フランスの 19世紀の画家に大きな影響を与えた。
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