デジタル大辞泉 「ボン岬」の意味・読み・例文・類語 ボン‐みさき【ボン岬】 《Cap Bon》チュニジア北東端、ボン岬半島の先端に位置する岬。古代ローマ帝国の重要な穀倉地帯であり、世界遺産(文化遺産)に登録されたフェニキア人の都市遺跡ケルクアンがある。東岸にはハマメット、ナブール、ケリビアなどの町があり、同国有数の海岸保養地としても知られる。 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
日本大百科全書(ニッポニカ) 「ボン岬」の意味・わかりやすい解説 ボン岬ぼんみさきCap Bon 北アフリカ、チュニジア北東端、地中海に突出するボン岬半島先端の岬。アトラス山脈の最東端をなす第三紀の褶曲(しゅうきょく)山地がつくる岬で、西側にチュニス湾を抱く。半島は肥沃(ひよく)で、ブドウ、柑橘(かんきつ)類、タバコなどの農園があり、東岸にはケリビア、ゼルテミーム、ナーブル、ハマメットなどの中小都市が並ぶ。[中村和郎] 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例