日本大百科全書(ニッポニカ) 「ポインティング」の意味・わかりやすい解説 ポインティングぽいんてぃんぐJohn Henry Poynting(1852―1914) イギリスの物理学者。マンチェスター近郊のモントンに生まれる。オーエンズ、トリニティの両カレッジで学び、キャベンディッシュ研究所を経て、バーミンガム大学の物理学教授を務めた。1884年に電磁場におけるエネルギーの流れを示す「ポインティング・ベクトル」を導入した。また、万有引力定数の測定、放射圧、相転移、浸透圧などの多方面の研究を行った。晩年にはロイヤル・ソサイエティーの副会長を務めた。バーミンガムで死去した。[井上隆義][参照項目] | ポインティング・ベクトル 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ポインティング」の意味・わかりやすい解説 ポインティングpointing 彫刻の技法の一過程。星取りともいう。木彫や石彫において原形を写し取るために同じ位置の点を求め,印をつけること。この点をもとにして粗彫を進める。普通には彫刻コンパスを使って行う。広く使用されてきたが,20世紀頃から石彫にはこの方法を用いず,直彫する。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報