日本大百科全書(ニッポニカ) 「オーエンズ」の意味・わかりやすい解説
オーエンズ
おーえんず
Michael Joseph Owens
(1859―1923)
アメリカの製瓶技術者。炭坑夫の子でガラス工として育ち、完全自動式の製瓶機を発明し、1895年と1904年に特許を得た。半自動式では毎時200本だったのを、彼は溶融ガラスを機械に配給する巻取り工程を機械化し、毎時2500本の瓶の製造を可能にした。1903年オーエンズ製瓶機会社を組織し、1915~1923年同社副社長を務め、また1916年にリッビー・オーエンズ板ガラス会社(1986年に英国のピルキントン社に吸収され、さらに同社は2006年に買収されて日本板硝子の子会社となった)を組織して1923年まで副社長の地位にあった。
[山崎俊雄]
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