ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ポリニャック大公」の意味・わかりやすい解説
ポリニャック大公
ポリニャックたいこう
Polignac, Jules Auguste Armand Marie, Prince de
[没]1847.3.2. パリ
フランス,王政復古期の政治家。ブルボン朝と関係の深いブレー地方の名門ポリニャック公家の出身。ナポレオン1世に対する陰謀に参加して投獄された (1804~13) 。激越なユルトラ (極右王党派) で,またローマ教皇権至上主義を主張,教皇庁から大公の称号を贈られた。王政復古末期,首相となり (29.11.17.) ,1830年6月アルジェ遠征を命じ,また,七月革命の原因の一つとなった一連の反動的な勅令を立案。革命後,投獄 (30.12.~36.11.) ,追放されたが,45年帰国。
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