マキン島(読み)マキントウ(その他表記)Makin Island

デジタル大辞泉 「マキン島」の意味・読み・例文・類語

マキン‐とう〔‐タウ〕【マキン島】

Makin》太平洋中部、キリバスギルバート諸島最北部の環礁二つの主島、マキン島とケイブ島に加え、いくつかの小島が連なる。南西約6キロメートルに位置するブタリタリ島とともに、かつては両島を合わせてマキン環礁またはマキン島とよばれた。

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改訂新版 世界大百科事典 「マキン島」の意味・わかりやすい解説

マキン[島]
Makin Island

中部太平洋のキリバス共和国,ギルバート諸島北部の環礁。面積12km2人口1700(2000)。すぐ北隣にリトル・マキン島があるため,マキン島は一般的にはブタリタリButaritari島とよばれている。主要産物はコプラ。19世紀末からイギリス植民地であった。1942年日本軍が占領したが,翌年アメリカ軍が激戦のすえ奪い返し,第2次大戦終了まで基地として利用した。
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日本大百科全書(ニッポニカ) 「マキン島」の意味・わかりやすい解説

マキン島
まきんとう
Makin

太平洋中部、日付変更線の西、赤道のすぐ北に位置する三角形の環礁。キリバス(ギルバート諸島)最北部の島で、東西17キロメートル、面積11平方キロメートル。別名ブタリタリButaritari島ともいうが、これは本来この環礁の南縁をなす主島の名称。この環礁のすぐ北に接する小島小マキン島とあわせてマキン諸島ということもある。人口1830(1995)。コプラを産し、主島ブタリタリ島にコプラ会社がある。第二次世界大戦の激戦地で、1943年(昭和18)11月21日アメリカ軍が上陸、25日、日本軍守備隊は南方のタラワ島守備隊とともに壊滅した。

[大島襄二]

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「マキン島」の意味・わかりやすい解説

マキン島
マキンとう
Makin Atoll

別称ブタリタリ Butaritari島。中部太平洋,キリバス北部の環礁。かつてギルバート諸島の交易中心地であった。コプラを輸出空港がある。第2次世界大戦戦場で,1943年 11月日本軍が玉砕。面積 13.5km2。人口 3786 (1990) 。

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世界大百科事典(旧版)内のマキン島の言及

【キリバス】より

…【青木 公】
[自然,住民]
 ギルバート諸島のオーシャン(バナバ)島を除く他の島々は,標高5m未満の小規模なサンゴ礁島で,人口の9割以上がギルバート諸島に集中している。ギルバート諸島は首都のあるタラワ(人口の3分の1が住む)をはじめ,マキン(ブタリタリ),アベママなど16の環礁と,隆起サンゴ礁のオーシャン島とから成る。降水量は島により,また年により変化するが,平均年降水量は北部で2000~2500mm,南部で1000mm。…

※「マキン島」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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