まち・ひと・しごと創生本部(読み)まちひとしごとそうせいほんぶ

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

地方活性化を目的とする政府組織。2014年(平成26)9月に発足した第二次安倍晋三(あべしんぞう)改造内閣による同月の閣議決定により設置された。根拠法はまち・ひと・しごと創生法(平成26年法律第136号)。同内閣は、2014年4月の消費増税や円安に伴う物価高の影響を大きく受けた地方居住者への対応を重点課題の一つに位置づけており、その実現を目的とする組織である。アベノミクスの恩恵が十分に行き渡っていない地方へのてこ入れの思惑もうかがわれる。本部長は首相、副本部長に地方創生担当大臣の石破茂(いしばしげる)(1957― )および内閣官房長官菅義偉(すがよしひで)(1948― )をすえた。創生本部事務局には総務省をはじめとする関係省庁から約70人の職員が集められ、地方公共団体への支援を行う体制を厚くした。同本部の初会合では、「50年後に1億人程度の人口を維持」することが目標に掲げられ、若い世代の就労・結婚・子育て支援、東京一極集中の歯止め、過疎や高齢化などの地域の課題解決、の3点を基本的視点に定めた。地方再生のための長期ビジョンと、今後5年間に実施する総合戦略を決定する計画としている。

[編集部]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

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