マッケンジー川(読み)マッケンジーガワ(その他表記)Mackenzie River

デジタル大辞泉 「マッケンジー川」の意味・読み・例文・類語

マッケンジー‐がわ〔‐がは〕【マッケンジー川】

マッケンジー

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精選版 日本国語大辞典 「マッケンジー川」の意味・読み・例文・類語

マッケンジー‐がわ‥がは【マッケンジー川】

  1. ( マッケンジーはMackenzie ) カナダ北西部を流れる大河ロッキー山脈に源を発し、ノースウェスト‐テリトリーズの西部を流れ、北極海に注ぐ。全長四二五〇キロメートル。狭義にはグレートスレーブ湖から河口までをいう。

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改訂新版 世界大百科事典 「マッケンジー川」の意味・わかりやすい解説

マッケンジー[川]
Mackenzie River

カナダ北部を流れる大河川。通常,グレート・スレーブ湖から北極海(ボーフォート海)までの1800kmの部分をマッケンジー川と呼ぶが,その上流にもスレーブ川,ピース川,フィンレー川,アサバスカ川などの大支流が続き,ロッキー山脈に発する源流から河口までの最長延長は4240kmにも達する。世界13位,北アメリカではミシシッピ・ミズーリ水系に次いで2位である。この水系の流域総面積は166万8000km2。流域にはグレート・ベア湖,グレート・スレーブ湖,アサバスカ湖など大小無数の湖が含まれる。冬季は結氷する。1789年にアサバスカ湖から上流を探検したA.マッケンジーにちなんで命名された。
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日本大百科全書(ニッポニカ) 「マッケンジー川」の意味・わかりやすい解説

マッケンジー川
まっけんじーがわ
Mackenzie River

カナダ、ノースウェスト・テリトリーズを北西に流れ、北極海のボーフォート海に注ぐカナダ最大の川。狭義(グレート・スレーブ湖から河口まで)の長さは1790キロメートル。ブリティッシュ・コロンビア州北部のロッキー山脈中に源を発するフィンレー川が東進してピース川、アサバスカ湖からスレーブ川となり、グレート・スレーブ湖に注ぐ上流諸川を含めた全長は4220キロメートルに達する。グレート・スレーブ湖からはマッケンジー山脈の東麓(とうろく)を流れてマッケンジー低地をつくり、無数に池沼のある森林ツンドラ地域が広がる。6月~10月中旬は氷が融(と)け、河口からグレート・スレーブ湖まで航行できる。1789年にアレキサンダー・マッケンジーが発見し、ハドソン湾会社が流域各地に物資交易所をつくった。

[大竹一彦]

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「マッケンジー川」の意味・わかりやすい解説

マッケンジー川
マッケンジーがわ
Mackenzie River

カナダ北部,グレートスレーブ湖に源を発し,北西流してボーフォート海のマッケンジー湾に注ぐ川。全長約 1705km。広義には,ブリティシュコロンビア州中北部にフィンリー川として源を発し,ピース川,アサバスカ湖,スレーブ川を経てグレートスレーブ湖に注ぐ水系をも含む。流域面積 176万 5000km2。全長 4250km。6月上旬~10月中旬融氷し,河口-グレートスレーブ湖間は航行可能となる。 1789年 A.マッケンジーが発見し,探検したことにちなんで命名された。沿岸にはフォートプロビデンス,ノーマンウェルズアクラビクなどの居住地がある。特にノーマンウェルズは石油採掘の基地となっている。

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