グレートスレーブ湖(読み)グレートスレーブこ(英語表記)Great Slave Lake

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「グレートスレーブ湖」の意味・わかりやすい解説

グレートスレーブ湖
グレートスレーブこ
Great Slave Lake

カナダ,ノースウェスト准州西部,マッケンジー地区にある湖。面積 2万8568km2,東西の長さ 500km,南北幅 50~225km,最大水深 600m以上。湖水マッケンジー川により北極海に注ぐ。西部湖岸は森林に覆われているが,北部東部樹木が少ない。6月中旬から 10月中旬まで航行可能で,冬季には凍結。1771年イギリスの探検家サミュエル・ハーンが発見。北西岸イエローナイフとラエ地域からは金を産出する。1945年にグロスキャップとヘイリバーにマスなどの淡水魚缶詰工場が建設された。

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「グレートスレーブ湖」の意味・わかりやすい解説

グレート・スレーブ湖
ぐれーとすれーぶこ
Great Slave Lake

カナダ北西部、ノースウェスト・テリトリーズ、マッケンジー地区にある湖。面積2万8440平方キロメートル、湖面標高156メートル、最大水深200メートル以上。湖内には島が多い。西岸は針葉樹林に覆われるが、東岸は森林ツンドラに移る。湖水は北からイエローナイフ川、南からスレーブ川、ヘイ川の流入を受け、マッケンジー川を通して北極海のボーフォート海に注ぐ。冬季は凍結。1771年にイギリスのサミュエル・ハーンが発見した。

[大竹一彦]

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