1997年に登録されたオーストラリアの世界遺産(自然遺産)で、タスマニア島の南東1500kmにある火山性の岩島。南北34km、東西最大5km。1810年にオーストラリア人のフレデリック・ハッセルボロウが発見した。この島は、インド=オーストラリア・プレートと太平洋プレートの衝突で隆起して誕生した。地球上で唯一、マントルから玄武岩が海面上に突き出ているなど、世界中の地質学者の関心を集めている。また、ゾウアザラシやペンギン、セイウチなどが生息し、10~11月頃にはキングペンギンとロイヤルペンギンの大きなコロニーが見られる。これらの地質学上、生態学上重要な点が評価されて、世界遺産に登録された。◇英名はMacquarie Island