マハッラエルクブラ（その他表記）al-Maḥalla al-Kubrā

改訂新版　世界大百科事典

マハッラ・エル・クブラ
al-Maḥalla al-Kubrā

エジプト北部，ナイル・デルタ地帯の中央部，タンターとマンスーラのほぼ中間にある都市。人口39万4924（1996）。コプト時代にはダクラDaklaと呼ばれ13世紀ころから商業が盛んになった。現在では穀倉地帯の代表的都市として農産物が取引され，紡績工場や農産物加工工場なども建設され，軽工業の中心地として発展を続けている。木綿糸や絹糸が特産品として有名である。
執筆者：吉村 作治

出典　株式会社平凡社「改訂新版　世界大百科事典」

日本大百科全書(ニッポニカ)

マハッラ・エル・クブラ
まはっらえるくぶら
Mahalla el Kubra

エジプトのナイル川デルタ中央部にある都市。カイロの北100キロメートルに位置する。人口39万4924（1996）。エジプト綿栽培地帯の中心にあり、綿花をはじめ農産物を集散する。綿紡績、綿織物、衣服縫製など同国の繊維工業の中心地でもあり、カイロと道路で結ばれる。

［藤井宏志］

出典　小学館　日本大百科全書(ニッポニカ)

百科事典マイペディア

マハッラ・エル・クブラ

エジプト北東部，ナイル・デルタ上の都市。カイロの北約110kmにあり，農業地帯の中心地。綿紡績・織布工業が盛ん。44万3000人（2006）。

出典　株式会社平凡社