マヨン

百科事典マイペディア 「マヨン」の意味・わかりやすい解説

マヨン[山]【マヨン】

フィリピン,ルソン島南東部ビコール半島の活火山。標高2421m。典型的な成層火山輝石安山岩からなり,しばしば大噴火を起こして周辺に大被害を与えた。1897年には溶岩流火口から10km隔てた海岸にまで到達。また噴火の際は山麓道路も噴出物で埋没することがある。1938年,周辺が国立公園に指定された。近年では1993年に噴火し,死者100人が出た。
→関連項目レガスピ

出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「マヨン」の意味・わかりやすい解説

マヨン
Mayong

マレーシア舞踊劇。現在のタイ南部地方でマレー人支配の宮廷に生れ,ケランタン地方へと伝えられた。 19世紀には貴族たちの娯楽として,客間で4~5日かけて演じられた。演者は女性のみで,歌いながら手や指,腕を優雅に動かして舞う。主要なテーマは恋愛で,若い王子は必ず王位継承問題に直面して試練に耐える。伴奏楽器はルバーフ (弦楽器) ,グンダン (太鼓) ,タワ・タワ (銅鑼) の3種類のみで編成される。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

世界大百科事典(旧版)内のマヨンの言及

【マレーシア】より

…(3)バンサワン インドに由来する音楽喜劇。(4)マヨン タイに由来する宗教的な音楽劇。(5)マノーラ タイに由来する舞踊劇。…

※「マヨン」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む