マライタ島(読み)マライタトウ(その他表記)Malaita Island

デジタル大辞泉 「マライタ島」の意味・読み・例文・類語

マライタ‐とう〔‐タウ〕【マライタ島】

Malaita南太平洋ソロモン諸島中部の島。細長い火山島中央山脈が走る。最高点は標高1303メートルのコロブラット山。熱帯雨林に覆われ、コプラ・米・ココアを産する。中心地西岸のアウキ。マレータ島マラ島

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改訂新版 世界大百科事典 「マライタ島」の意味・わかりやすい解説

マライタ[島]
Malaita Island

南西太平洋,ソロモン諸島中部の島。マラMala島ともよばれる。長さ165km,最大幅37km,面積3840km2人口12万(1999)は諸島中最大。島の中心は西岸のアウキ。山がちで最高点は1432m。山岳地帯のほか,海岸部の礁湖内に造成された人工島にも居住する。中西部のランガランガ礁湖貝貨製作地として有名。第2次大戦後,カーゴ・カルトの一つ,マーティン・ルール運動がおこった。
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日本大百科全書(ニッポニカ) 「マライタ島」の意味・わかりやすい解説

マライタ島
まらいたとう
Malaita

南太平洋西部、メラネシアのソロモン諸島にある火山島。立憲君主国「ソロモン諸島」領。北西から南東へ長さ165キロメートルに及び、幅37キロメートル、面積3840平方キロメートル。周辺の島をあわせたマライタ県の人口は12万2200(2003推計)。1000メートル級の山脈が走り、最高峰はコロブラットKolovrat山(1303メートル)。島の現地名はマラだが、ヨーロッパ人はこれを最初マランタMalantaとよんだという。コプラ、米、ココアを産する。西岸のアウキAukiに行政中心地が置かれ、ここで1927年にイギリス行政官が虐殺される事件があった。

[大島襄二]

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「マライタ島」の意味・わかりやすい解説

マライタ島
マライタとう
Malaita Island

南西太平洋,ソロモン諸島東部の島。森林に覆われた高温多雨の火山島。北西から南東に細長く,全長約 185kmに対し,幅は最も大きいところで 35kmである。最高点はアイル山 (コロウラト山) の 1438m。住民は独立心の強い気風で知られ,植民地化への抵抗,自治運動の歴史をもつ。ソロモン諸島のガダルカナル島などへの労働力供給源であると同時にコプラ,米,カカオなどを生産。島の南東に狭い水路を挟んでマラマシケ島がある。中心地は西岸のアウキ。面積 4530km2。人口8万 32 (1986) 。

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世界大百科事典(旧版)内のマライタ島の言及

【ソロモン諸島】より


[自然,住民]
 独立国としてのソロモン諸島は,地理上のソロモン諸島のうち,北部のブカ島とブーゲンビル島(いずれもパプア・ニューギニア領)を除いた島群で構成され,南緯5゜~12゜,東経155゜~170゜の海域に,ブーゲンビル島の南端からサンタ・クルーズ諸島まで,北西から南東方向に2列の島列をなす。ショアズール,サンタ・イサベル,ニュージョージア,ガダルカナル,マライタ,サン・クリストバルの主要6島をはじめ,山がちの火山島が多く,その他多くの小さな環礁,隆起サンゴ礁がある。最大の島はガダルカナル島。…

※「マライタ島」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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