日本大百科全書(ニッポニカ) 「ガダルカナル島」の意味・わかりやすい解説
ガダルカナル島
がだるかなるとう
Guadalcanal
南太平洋、メラネシア西部にあるソロモン諸島中最大の島。東西150キロメートル、南北48キロメートル、面積5668平方キロメートル。火山島で、マカラコンボウMakarakombou山(2447メートル)、ポポマニアスPopomanias山(2440メートル)がある。人口12万3000(2003推計)。北岸は肥沃(ひよく)で、ココナッツをはじめ、米、アブラヤシの栽培も行われている。中心地ホニアラはソロモン諸島の首都で、その東16キロメートルにはヘンダーソン空港があり、フィジー、パプア・ニューギニア、オーストラリアとの間に定期路線がある。第二次世界大戦では、日本・アメリカ両軍の間に激しい攻防戦が交わされ、これを境に日本軍は劣勢に回った。
[大島襄二]