20世紀西洋人名事典 「マリリンモンロー」の解説
マリリン モンロー
Marilyn Monroe
1926.6.1 - 1962.8.5.(4.説あり)
米国の映画女優。
ロサンゼルス生まれ。
本名Norma Jean〉 ノーマ・ジーン〈Baker ベーカー。
精神障害のある母の私生児として生まれ、孤児院や里親の家を転々として幼年時代を送り、16歳で結婚。その後離婚し、写真のモデルとして雑誌やカレンダーの表紙を飾った。1946年20世紀フォックスと週給125ドルで1年契約。端役を経て、’53年主演作「ナイアガラ」公開に際し、彼女をセックス・シンボルに祭り上げ、腰を振って歩くモンロー・ウォークを中心にはでな宣伝を展開した。以後「紳士は金髪がお好き」(’53年)、「七年目の浮気」(’55年)などに出演し、セックス・アピールばかりでなく、コミカルな演技で魅力を開花し、又甘くハスキーな声で主題歌も歌った。私生活では野球のジョー・ディマジオ、劇作家のアーサー・ミラーとの結婚、離婚歴がある。自宅で薬物死しているところを発見され、睡眠薬の飲み過ぎによる自殺とされているが、その死はなぞに包まれている。他の作品に「帰らざる河」(’54年)、「バス停留所」(’56年)、「お熱いのがお好き」(’59年)、「荒馬と女」(’61年)等がある。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報