みそのお遺跡
みそのおいせき
[現在地名]岡山市御津高津
平成元年(一九八九)から二年にかけて行われた発掘調査により全貌が明らかになった遺跡。遺跡は南の丘陵から北の宇甘川に向けて伸びる尾根上に広がっており、南北約五〇〇メートルにわたって連なる弥生時代後期から古墳時代初期に至る墳丘墓群と、古代製鉄遺跡・古道・土塁遺構からなり、丘陵頂部に続く尾根の基部の稜線上にはみそのお古墳群が位置している。
遺跡の主体となる弥生時代の墳丘墓群は多数の土壙墓と若干の箱式石棺からなり、総数四四基を数える。
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報
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