ミドルウエア(読み)みどるうぇあ(その他表記)middleware

翻訳|middleware

デジタル大辞泉 「ミドルウエア」の意味・読み・例文・類語

ミドルウエア(middleware)

コンピューターで、オペレーティングシステムアプリケーションソフト中間的な性格をもち、オペレーティングシステムよりも具体的で高度な機能を提供するソフトウエア

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「ミドルウエア」の意味・わかりやすい解説

ミドルウェア
みどるうぇあ
middleware

OS(オペレーティングシステム)とアプリケーションソフトウェアの間にあって、特定の機能を提供するソフトウェア。アプリケーションと同様にOS上で動作するが、あくまで両者の機能を補佐する役割であるため、中間にあるソフトウェアという意味でミドルウェアとよばれる。一般的に、単独で利用されることはない。

 OSの機能が汎用性の高いものが中心であるのに対して、より高度で専門性が高い機能やサービスをさまざまなアプリケーションに提供しているのがミドルウェアである。また、複数のOSやハードウェアの違いを吸収することで、異なるプラットフォームでも同じアプリケーションが動作できる環境を提供する製品もある。

 種類としては、データベースのデータ形式や利用手順を標準化するデータベース管理システムDBMS)、アプリケーションの実行を管理するアプリケーションサーバーウェブページを管理するウェブサーバートランザクション処理(複数の処理を一つの単位として管理するしくみ)の監視制御を行うトランザクションモニター(TPモニター)などがある。ほかにデータ連携など高機能化を実現する製品や組み込みシステムなどOSの機能が限られている環境でGUIファイル管理システムを提供するものもある。

[編集部]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

IT用語がわかる辞典 「ミドルウエア」の解説

ミドルウェア【middleware】

オペレーティングシステムアプリケーションソフトの仲立ちをするソフトウェア。特定の分野で共通して頻繁に利用する専門的な機能を、オペレーティングシステムに代わって提供する。データベース管理システム・通信管理システムなど。

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ASCII.jpデジタル用語辞典 「ミドルウエア」の解説

ミドルウェア

システムソフトウェアのひとつで、OSとアプリケーションの中間に位置するソフトウェアの総称。データベース管理システムや通信管理システム、ソフトウェア開発支援ツールなどがこの分類に入る。

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