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グラフィカル・ユーザー・インターフェース(Graphical User Interface)の略。コンピュータの画面に「アイコン」とよばれる絵文字を使ったり、画面をスクロールするために「ボタン」をかたどった部品の絵を使ったりして、パーソナルコンピュータ(パソコン)を直感的に、しかも簡単に操作できるようにしたもの。それまでのコンピュータは画面に文字しか表示できず、キーボードから命令(コマンド)を打ち込まなければならなかったのでユーザーが習熟するまでに時間がかかったが、GUIでは画面上で位置をさし示すマウスという装置を使って操作するので習得も簡単になる。また、画像を文字といっしょに表示したり、文字もさまざまなデザインの書体を使えたりと、より表現力の高い表示ができるようになる。人間と機械の間をより使いやすくしたヒューマン・インターフェースの一種といえる。Mac OS(マッキントッシュの基本ソフト)やWindows(ウィンドウズ)などに組み込まれた現在のGUIは、Xerox(ゼロックス)社のPARC(パロアルト研究センター)によって1970年代前半に開発されたものが原型になっている。
[中島由弘]
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…しかし,コマンドをキーボードから入力するタイプの交流は操作性,信頼性,わかりやすさの点で,とりわけ,初心者ユーザーにとっては十分ではないため,新たな交流のタイプの実現が求められるようになった。 1984年に一般ユーザー向けに発売されたマッキントッシュ(Apple社)には,今では基盤的なHI技術となっている,グラフィカルユーザーインターフェース(GUI)と直接操作性とが組み込まれた。これによって,HIは,コンピューターとの新たな交流の世界を広く普及させることになった。…
※「GUI」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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