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もみじマーク もみじまーく

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知恵蔵の解説

もみじマーク

高齢のドライバーが車を運転する際、車に表示することが定められている葉っぱ型のステッカー。正式名称は「高齢運転者標識」という。
2008年6月、改正道路交通法の施行によって、マークを貼ることが75歳以上のドライバーを対象に義務化され、違反したドライバーへの罰則(反則金4000円、違反点数1点)も設けられたが、高齢者をはじめ、国会議員からも「高齢者いじめだ」との反対意見が続出。罰則は施行からわずか半年で凍結されることとなり、事実上、義務化は撤回となった。
もみじマークはもともと、1997年の改正道路交通法で、75歳以上のドライバーに「表示を努力義務とする」と定めたことから普及が始まった。2001年には対象年齢を70歳に引き下げ、高齢ドライバーに表示を求めてきた。
マークによって、高齢者の慎重な運転が促されるほか、マークを貼った車に幅寄せや割り込みをしてはならないという保護義務既定も設けられたため、事故防止や運転マナー向上に一定の効果を発揮すると見込まれていたが、当初から「デザイン枯れ葉のようだ」との声があり、評判は芳しくなかった。ただ、表示が“努力規定”であったこともあり、貼らなくても違反にならなかったため、マークの普及率低迷と比例するように、反発もそれほど高まっていなかった。
ところが、表示義務化を盛り込んだ改正道交法の施行を控えた08年半ばあたりから、批判が再燃。折しも、後期高齢者医療制度により「高齢者の切り離し」が問題視されていた上、運転を仕事とするタクシードライバーにも表示が義務づけられたことから、反対論が一気に盛り上がった。また、法律の施行後、もみじマークを表示した車が悪徳商法の標的にされるという事件も発生した。
警察庁は、マークの表示を再び努力規定に戻す改正案をまとめ、09年中にはデザインも見直す方向だ。だが、75才以上の高齢者による死亡事故が10年前と比べて1.5倍増になっているという背景もあり、もみじマークは今後も、高齢者事故防止のシンボルとして普及が続けられそうだ。

(高野朋美 フリーライター / 2009年)

出典|(株)朝日新聞出版発行「知恵蔵」
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朝日新聞掲載「キーワード」の解説

もみじマーク

高齢の運転者に慎重な運転を心がけてもらい、周りの車が配慮できるようにするため、97年に道路交通法に盛り込まれた。当初、表示は75歳以上の努力義務だったが、01年に70歳以上に引き下げられた。しかし表示率が3割程度で低迷していたことから、事故が増加する75歳以上の義務化が検討され、07年2月の国家公安委員会でこれを含む道交法改正案が決定。同6月の衆院本会議で賛成多数で成立した。今年6月の施行で、違反点数1点と反則金4千円か、2万円以下の罰金・科料が科せられることになった。

(2008-12-25 朝日新聞 夕刊 1総合)

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