モンタルボ(その他表記)Juan Montalvo

改訂新版 世界大百科事典 「モンタルボ」の意味・わかりやすい解説

モンタルボ
Juan Montalvo
生没年:1833-89

エクアドルの作家。アンバトの富裕な家庭に生まれ,キトで哲学を修めた後外交官となった。約8年間の滞欧生活を通じ,文芸への関心を深め,1859年に帰国すると,時の大統領ガルシア・モレノの独裁政治に反発し,批判をペンに託した。自由主義的な新聞を発行して国外追放となり,コロンビアで代表的作品《七つの試論》《セルバンテスの書き忘れた章》を著し,〈南米のセルバンテス〉の異名をとった。
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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「モンタルボ」の意味・わかりやすい解説

モンタルボ
Montalvo, Juan

[生]1832.4.13. アンバト
[没]1889.1.17. パリ
エクアドルの作家。 20代から卓越した論客として知られ,いったん外交官としてパリに渡ったが 1860年に帰国。当時のガルシア・モレノによる独裁政治に痛烈な批判のほこ先を向け,75年に独裁者が死んだのちも執拗に国内政治の刷新を叫び続けたため,ほとんど永久追放の形で亡命,晩年をパリでおくった。強烈な個性を秘めたロマンチックな個人主義者であるが,その文章は古典的ともいえる端正さと節度を保っている。エッセー『7つの論文』 Siete tratados (1882) ,『セルバンテスの書き忘れた章』 Capítulos que se le olvidaron a Cervantes (95) など。

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