モンポウ

百科事典マイペディア 「モンポウ」の意味・わかりやすい解説

モンポウ

スペイン作曲家,ピアノ奏者。モンプーとも。母はフランス人。生地バルセロナのリセオ音楽院に学んだのち1911年−1914年パリでピアノと作曲を学ぶ。1921年から1930年代にかけてはほとんどパリで活動し,プーランクらと交流。1941年からは生地バルセロナに定住。《内密な印象(内的な印象)》(1911年−1914年),《歌と踊り》のシリーズ(1921年−1972年),《秘められた音楽》(1959年−1967年)などの詩情あふれるピアノ曲で知られ,自ら〈プリミティブ・スタイル〉と名づけたその音楽は,ドビュッシーなどの斬新(ざんしん)な和声感覚を汲む一方サティの実験精神にも通じる。ほかに独唱,合唱と管弦楽のための《インプロペリア》(1963年),ギター曲,歌曲など。同郷の名ピアノ奏者A.deラローチャ〔1923-2009〕とは深い親交を結んだ。

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改訂新版 世界大百科事典 「モンポウ」の意味・わかりやすい解説

モンポウ
Federico Mompou
生没年:1893-1987

スペインの作曲家。フランス系の血を引き,少年の頃から1930年代までほとんどパリで過ごした。作曲はほとんど独学で,繊細な詩的感受性を表したピアノのための小品を多く書いた。《内密な印象》《街はずれ》《歌と踊り》などの作品によって注目された。40年代以降スペインに戻りバルセロナに定住,〈ピアノの詩人〉と呼ばれ敬愛を受ける。ピアノ曲多数のほか質の高い歌曲によっても知られ,合唱曲,ギター曲も少数ある。自作ピアノ曲のすぐれた演奏家としても名高い。
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ピティナ・ピアノ曲事典(作曲者) 「モンポウ」の解説

モンポウ

スペインの作曲家。1893年バルセロナに生まれる。リセオ音楽院でピアノを学び、15歳最初コンサートを開く。1911年、グラナドス推薦を受けてパリへ行き、ピアノと和声を学ぶ。第1次世界大戦勃発に ...続き

出典 (社)全日本ピアノ指導者協会ピティナ・ピアノ曲事典(作曲者)について 情報

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