20世紀西洋人名事典 「モーリスコーエン」の解説
モーリス コーエン
Morris Raphael Cohen
1880 - 1947
米国の哲学者。
自然科学と社会科学の相互関係の問題を研究し、自分の立場を「実存論的合理主義」と呼び、非合理主義的観念論に反対した。また論理学を数学にみたて、記号論理学を考察した。「理論と法」(1950年)など、哲学と法学との関係の著作を発表し、政治的にはブルジョア自由主義であった。他に「Reason andNature」(’31年)、「A Preface to Logic」(’44年)などの著作がある。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報