現代外国人名録2016 「ヤーコブアガム」の解説
ヤーコブ アガム
Yaacov Agam
- 職業・肩書
- キネティック・アーティスト,画家,彫刻家
- 国籍
- イスラエル
- 生年月日
- 1928年
- 出生地
- パレスチナ・リション・レツィオン(イスラエル)
- 旧名・旧姓
- Gipstein,Jacob
- 学歴
- ベザレル美術学校(エルサレム)
- 勲章褒章
- レジオン・ド・ヌール勲章
- 受賞
- 名古屋国際ビエンナーレ・アーテック’89・国際指名コンペティション部門グランプリ(第1回)〔1989年〕
- 経歴
- ユダヤ教の厳格な戒律が支配する環境に育つ。1949年スイスヘ留学。’51年23歳の時、芸術家を志しパリに出る。’53年にパリのギャルリ・クラヴァンで初個展「動くタブロー展」を開いたが、それは観客に衝撃を、多くの批評家には美術言語の再検討をも迫る強いインパクトを与えた。以来、絵画や彫刻に光や動きを加えた“四次元芸術(キネティック・アート)”にとり組み、その第一人者として活躍。絵画では視点を移動させるにつれて画像が大きく変化する作品(アガモグラフィー)、彫刻では動力機関を内蔵して自動的に回転するものなどを制作。代表作はエルサレムの国立会議の天井に設置されている「ヤコブの梯子」(’64年)、エリゼ宮の「サロン・アガム」など。ほかにもパリのディファンス地区に造られた特大の噴水はじめ、その巨大なモニュメントとしての環境彫刻は世界各地で見られる。イスラエルとパリを行き来して主にパリで創作活動をする。’89年8月日本初の回顧展を開催。
出典 日外アソシエーツ「現代外国人名録2016」現代外国人名録2016について 情報