ユリアナ(英語表記)Louise Emma Marie Wilhelmina Juliana

改訂新版 世界大百科事典 「ユリアナ」の意味・わかりやすい解説

ユリアナ
Louise Emma Marie Wilhelmina Juliana
生没年:1909-2004

オランダ女王ウィルヘルミナWilhelmina女王(在位1898-1948)の王女としてハーグに生まれ,ライデン大学に学び,1937年ベルンハルト公Bernhard van Lippe-Biesterfeldと結婚。40年5月ドイツ軍のオランダ侵入により女王一家,政府とともにロンドンへ亡命し,45年帰国高齢退位したウィルヘルミナのあとを継いで48年即位し,温かく気どらない性格国民の人気を高めた。4人の王女を得,80年高齢のゆえをもって退位し,長女ベアトリックスBeatrix王女に位を譲った。
オラニエ=ナッサウ家
執筆者:

出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ユリアナ」の意味・わかりやすい解説

ユリアナ
Juliana

[生]1909.4.30. ハーグ
[没]2004.3.20. バールン
オランダ女王(在位 1948~80)。フルネーム Juliana Louise Emma Marie Wilhelmina。ウィルヘルミナ女王とヘンドリクのひとり娘として生まれた。1927~30年ライデン大学で法律を学んだ。1937年ドイツの貴族ベルンハルト公と結婚,4女をもうけた。オランダがドイツに占領された第2次世界大戦中はカナダオタワに亡命し,1945年に帰国,1947年10~12月と 1948年5~8月,病気ウィルヘルミナ女王を助けて摂政を務めた。ウィルヘルミナ女王の退位により 1948年9月即位。国内的には社会福祉に力を入れ,国民に親しまれた。1980年4月30日,長女ベアトリクス譲位

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

百科事典マイペディア 「ユリアナ」の意味・わかりやすい解説

ユリアナ

オランダ女王。1937年ベルンハルト公と結婚。第2次大戦中は母ウィルヘルミナ女王とともにカナダ,英国に亡命し1945年帰国,1948年即位,1980年退位。

出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報

367日誕生日大事典 「ユリアナ」の解説

ユリアナ

生年月日:1909年4月30日
オランダ女王
2004年没

出典 日外アソシエーツ「367日誕生日大事典」367日誕生日大事典について 情報

今日のキーワード

グレーゾーン解消制度

個々の企業が新事業を始める場合に、なんらかの規制に該当するかどうかを事前に確認できる制度。2014年(平成26)施行の産業競争力強化法に基づき導入された。企業ごとに事業所管省庁へ申請し、関係省庁と調整...

グレーゾーン解消制度の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android